時代は赤泡!?赤スパークリングワイン?ランブルスコ?甘口・辛口おすすめをご紹介!
おはようございます、じょにうぉです。
早速ですが、スパークリングワインと言えばどのような色の飲み物を想像しますか?
煌びやかな黄金色をした白泡。
華やかなピンク色のロゼ泡。
この二種類を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
実はもう一種類。近年、海外で人気を集めているスパークリングワインが存在するんです!
それは彗星のごとく現れ・・・赤い色をした・・・
間違えました。
そう!こちら!海外のバル(飲食店)などで人気が高まりつつある赤泡!
実は日本でも徐々に人気を集め「時代は赤泡だ!」と豪語する方もいらっしゃるほど!
今回は赤泡の魅力やオススメを紹介していきたいと思います!
↓ お急ぎの方は目次を表示して見出しから飛んでね!
赤泡ってなに?ランブルスコとは?
赤泡とは、発泡性の赤ワインのことを指します。
「白」「ロゼ」と同じ「赤」のスパークリングワインです。
その赤泡の中でも代表格とされる「ランブルスコ」
イタリアのエミリア・ロマーニャ州を主な産地とする微発泡性の赤ワインです。
その歴史は古代ローマの頃から栽培され、古く昔からイタリアでは親しまれていた飲み物なのです。
「ランブルスコ」とはブドウ品種の総称で、この品種を使った微発泡性、発泡性ワインのことも「ランブルスコ」と呼びます。
ランブルスコの細かい品種はこちら!
・ランブルスコ・グラスパロッサ
・ランブルスコ・サラミーノ
・ランブルスコ・ディ・ソルバーラ
・ランブルスコ・ルベルティ
・ランブルスコ・マラーニ
・ランブルスコ・マエストリ
ランブルスコ種は酸味や香りが多く、甘口~辛口まで様々なワインが造られます。
中でも代表的な品種グラスパロッサはしっかりした味わい。
サラミーノはフルーティー、ソルバーラは繊細で透明感のある味わい。と品種によっても特徴が異なります。
使用されている品種の違いを楽しむ飲み比べも面白いかと思います♪
赤泡が人気の理由は?
古い歴史のある赤泡ですが、イタリア、フランスだけでなく世界中から人気を集める魅力はまさに
赤ワインの持つ「豊潤さ」や「タンニン」、お肉などの脂っぽさを流してくれる特徴と
スパークリングが持つ「爽快さ」や「シュワっとした口当たり」を兼ね備えている部分ではないでしょうか。
赤ワインは、香りや味わい、重厚さを楽しむため常温に近い温度で飲むのが一般的ですよね!
でも、その赤ワインのテイストを冷やした状態で楽しむこともできて、発泡性があることで飲みやすさもプラスされた赤泡は女性からも人気のあるジャンルとなっております。
私自身も食事に赤泡を何度も合わせたことがありますが
個人的に好きな理由は「飲み疲れしない」ことですね(笑)
赤ワインなら一般的に11%~14%のアルコール度数がありますけど
赤泡なら7.5%~11%と比べてみてもやや低めの度数となっております。
スパークリングのシュワシュワとした爽快な泡と、お肉の脂っぽさを流してくれる赤ワインの特徴を併せ持ち、コクがあるのに飲み疲れしない。
これこそが、赤泡の最大の魅力ではないでしょうか。
赤泡を最大限に楽しもう!
どのお酒も楽しむのに、「最適な条件」があります。
そのお酒にあった温度や、使用するグラス。
美味しく飲むためのシーンや、食事とのマリアージュ。
赤泡を最大限に楽しみ、美味しく飲むために「最適な条件」を調べてみました!
赤泡に最適な温度や使用するグラスは?
赤ワインのテイストにスパークリングワインの爽快さ。
冷やして飲むって言ってもどのぐらいが最適なの?
赤ワインのように常温でいいの?スパークリングみたいにしっかり冷やすの?
と疑問を持つ方も多いと思います。
ここで少し赤泡から離れて、赤ワインとスパークリングワインに関する知識を。
赤ワインとスパークリングの適温、温度によるテイストの違いを簡単に表にしてみました。
赤ワインの温度
ボディ | 適温 |
---|---|
ライト(軽口) | 10~12℃ |
ミディアム(中口) | 13~16℃ |
フル(重口) | 16~18℃ |
フルボディの場合、冷やしすぎるとタンニン(渋味)が強くなり本来の味わいを感じにくくなる。
ですが、温度が高ければ渋味がまろやかになります。
ライトボディであれば、少し冷やすことによって口当たりがよく引き締まった味わいに。
スパークリングワインの温度
甘辛 | 適温 |
---|---|
甘口 | 4~5℃ |
辛口 | 6~8℃ |
甘口の場合、しっかり冷やすことにより風味が立ち、甘味と酸味のバランスが良くなります。
辛口であれば、シャープですっきりとした引き締まった味わいを楽しむことができます。
シャンパンやスパークリングワインに関しての記事もありますので、ご覧ください。
jyoniblog.hatenablog.com
さて、赤泡の適温についてですが
4℃から8℃が一番美味しく飲める温度だと思います。
まず、ランブルスコ種のボディは基本的にライトボディとなります。
赤泡にも「甘口~辛口」と糖度に違いもあります。
甘口 ⇒ドルチェ(Dolce)
やや甘口 ⇒アマービレ(Amabile)
やや辛口 ⇒アッボカート(Abboccato)
辛口 ⇒セッコ(Secco)
中辛口の場合、セミセコ(semisecco)と表記されている場合もあります。
スパークリングワイン同様、甘口のものなら4℃前後、辛口のものであれば7℃前後が適温なのではないでしょうか。
あ、上記にあります記事にも詳しく書いてありますが
冷やしたいからといって冷凍庫にぶち込むのだけはやめてくださいね!
赤泡にオススメのグラス
発泡性のある飲み物なのでシャンパングラスが最適なのでは?と思いますが
赤泡(ランブルスコ)は白ワイン、もしくは赤ワイン用のグラスで飲むのが最適だそうです。
ワイングラスメーカーとしても有名なRIEDEL
リーデルは個々のワインの個性を引きだすよう、個別のワイングラスを作っています。
「あれ?ソーヴィニヨン・ブランって書いてあるじゃん?」
大丈夫!!
天下のRIEDEL侮ることなかれ!
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、アウスレーゼ、バルサック、ベーレンアウスレーゼ、シュナ・ブラン、デザートワイン、ゲヴェルツトラミナー、ランブルスコ、ロワール(白)、ミュラー・トゥルガウ、プイィ・フュメ
このように公式ホームページにも記載されています!
赤泡(ランブルスコ)の香りとして
- 赤いベリーの果実の香り
- スミレや白い花の香り
- 腐葉土などの森の香り
など様々な香りを感じることができますので、赤泡を最大限楽しむためにこだわりのワイングラスで飲んでみてください!
赤泡と料理のマリアージュ
やっぱりお酒を飲むなら「つまみ」が欲しいですよね。
人によってはつまみがなくても飲めるよ!って方もいらっしゃるとは思いますが
やっぱりお酒の美味しさをより引き出すには料理とのマリアージュが大切だと思います!
まず、マリアージュとはフランス語で、「結婚」
または「料理と飲み物(特にワイン)の組み合わせ」という意味があります。
そんな赤泡のマリアージュは何がいいのでしょうか!
産地で合わせる
これは定番中のマリアージュとなります。
特にチーズとワインは産地で合わせることが多いです。
上記でも話しましたが、ランブルスコ(赤泡)はイタリアのエミリア・ロマーニャ州が主な産地となります。
そのエミリア・ロマーニャ州の代表的な食べ物は
・パルマの生ハム
・パルミジャーノレッジャーノ(チーズ)
生ハムやチーズなどワインと合わせる定番揃いですよね!
「産地で合わせる」ことはワインに限らず焼酎や日本酒などにもマリアージュとして合いますので是非覚えておいてください!
個性で合わせる
「個性ってなんぞ?」
色、香り、濃度、粘性、味わいなど
ワインの持つ個性と同系の個性を持つ食材やソースを組み合わせることです!
『肉には赤ワイン!魚には白ワイン!』
なんて聞いたことありませんか?
様々な意見がありますが、これは個性で合わせたマリアージュ例です。
ちなみに、豚肉や鶏肉は白身のお肉になりますので
赤ワインより白ワインを合わせた方が良いケースもありますよ!
さて、個性で合わせる代表的な例ですが
まさにお肉。赤身のお肉とのマリアージュは最適です!
この時期でいえばBBQとの相性は最高じゃないでしょうか?
炭火の香りに邪魔されず、焼肉のタレの濃い味付けにも負けず
なおかつ、お肉の脂分をさっぱり流してくれる・・・。
暑い夏にキンキンに冷えたシャンパン。たまんないっすね(笑)
炭火で焼いた牛肉と一緒に赤ワイン。たまんないっすね(笑)
あれ?待って待って。
暑い夏に炭火で焼いたお肉。
赤ワインの味わいでシャンパンの爽快感があったら最高じゃない?
オススメの赤泡はこれだ!!
今回は2,000円前後の予算で購入できるものをセレクト。
おさらいも兼ねて申し上げますが!
ランブルスコの代表的な品種
グラスパロッサ=しっかりした味わい
サラミーノ=フルーティー
ソルバーラ=繊細で透明感のある味わい
以上の品種ごとによる特徴も考えながら選んでみてください!
イタリア
赤泡の代表格「ランブルスコ種」を使用した赤スパークリングワインをまとめてみました。
コンチェルト・ランブルスコ・レッジャーノ・セッコ
辛口 / エミリア・ロマーニャ州 /
≪ブドウ品種:サラミーノ≫
イタリアのワイン評価本で7年連続最高評価を獲得しているメディチェ・エルメーテが造るランブルスコ。
渋すぎず、甘すぎず、とてもバランスが良く大人向きの味わい。
フレッシュブルーベリー、カシスなどの、ベリー系の新鮮果実溢れるアロマ。
『ランブルスコ革命の象徴!』とも言われる一本。
プレミアム・ランブルスコ・ヴェッキアモデナ・ソルバーラ
辛口 / エミリア・ロマーニャ州
≪ブドウ品種:ソルバーラ≫
イタリアを代表するワインガイドで最高賞受賞。
『名実ともにランブルスコ最高峰【ヴェッキアモデナ】』
広がりがあり、しなやかでさらにクリーミー。香りはリンゴや花をはっきり感じさせ、イキイキとした味わい。
明るいルビー色、新鮮な果実を思わせるブーケとフレッシュで程よい酸味のバランスのよいボディの一本。
ランブルスコ・グラスパロッサ・ディ・カステルヴィトロ・アマービレ
やや甘口 / エミリア・ロマーニャ州
≪ブドウ品種:グラスパロッサ≫
最もコクのある贅沢なランブルスコの産地
【グラスパロッサ・ディ・カステルヴィトロ】
クリームのようなきめ細かな泡に、濃厚紫のインク色。
バラの花びらや、南国の花のような贅沢で甘い香り。
アマービレ=半甘口の味わいをキンキンに冷やして堪能あれ!
ランブルスコ・ロッソ・セッコ
やや辛口 / エミリア・ロマーニャ州
≪ブドウ品種:マエストリ、マラーニ、その他≫
『リッチで複雑、新たなランブルスコの可能性』
美しく輝く濃いガーネット色。
赤いベリーや、黒いベリーの香り、スミレの花やスパイスなどフレッシュで濃厚な香り。
はつらつとしたタンニンとシャープな酸味の余韻が続く一本。
ランブルスコ・ロッソ・アマービレ
やや甘口 / エミリア・ロマーニャ州
≪ブドウ品種:マラーニ、サラミーノ、アンチェロッタ≫
上のランブルスコ・ロッソ・セッコの甘口タイプ
『上品な甘さと、芳醇な味わいに魅せられる赤泡』
ラズベリー、ブルーベリー、プラムなどの果実香に、白い花やミネラル、イーストなどの香りが続く。
新鮮な果実の甘酸っぱい味わいで、フレッシュな酸味と穏やかな渋味が楽しめる心地良い泡立ちの一本。
ランブルスコといえばエミリア・ロマーニャ州!
ド定番ばかりを集めてしまいましたが、是非飲んでみてください!
フランス
世界随一のワイン大国フランス。
もちろん、フランスにだって赤スパークリングワインはあります!
ルビー・エクセランス
甘口 / フランス・ロワール
≪ブドウ品種:カベルネフラン、ガメイ、グロロ≫
『世界的に高い評価を受け、華やかな場面を彩る赤泡。』
ラズベリーやストロベリーなど赤いベリー系の果実のアロマ。
フレッシュな果実味が口中に広がり、バニラのニュアンスが加わることにより、魅力的な一本に仕上がっています。
ブルゴーニュ・ムスー・ルージュ・ブリュット
辛口 / フランス・ブルゴーニュ
≪ブドウ品種:ピノ・ノワール≫
『ブルゴーニュにおける究極の赤泡』
シャンパン同様、瓶内二次発酵で造られ、24~36ヶ月の長期熟成される最高品質のスパークリングワイン。
ブラックチェリー、ラズベリー、スミレの芳ばしいアロマと深み。
上質なタンニンはふくよかでアロマティックな余韻へと誘う洗礼された味わいの一本。
さいごに
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
今回紹介した赤泡はごく一部です。
イタリア、フランスだけでなくオーストラリアやニュージランド、南アフリカなど様々な地域で赤泡は造られています。
ーーー 後記 ーーー
私自身も「赤泡」の存在について知ったのは最近のことでして。
「こんなの仕入れてみましたけど、どっすか!?」
ってよく行くバルの店員さんがオススメしてくれたのがきっかけでした!
ここまで書いておいて(読んでくださった方に申し訳ない)初めて一口飲んだ時は
「うわwwなにこれwww」
ってなりました(´Д`)正直な話ね。
【赤いスパークリングワイン】って言われて色々想像するじゃないですか?
だから、飲んだときはちょっとしたパニックですよね。
で、一緒に頂いたのがリブロースだったんですよ。
まあ、相性が良いのなんのって。
こってり系の味付けだったのもあって、赤泡が進む進む!!
それから「赤泡って美味しいんだー!!」って気付きました(笑)
これは赤泡だけじゃなく、マリアージュによっても変わってくると思いますが
やっぱり、食事との相性ってとっても大事なんだなあ。と改めて感じました!
だから、というのもおかしいですが
BBQにも合うような辛口の赤泡をメインで紹介をさせていただきました。
もしかしたら、キンキンに冷やした甘口も合うのかもしれませんね!
是非、お気に入りの1本に出会えることを!
そして、赤泡の魅力を感じて、好きになれることを!
改めまして、最後までご覧いただき、ありがとうございましたー!!
【シャンパン】甘口・辛口を予算別に紹介!家飲みやプレゼントにもオススメ!【スパークリングワイン編】
おはようございます、じょにうぉです。
この記事では、特別な日だからこそ、大切な人と家でまったり食事を楽しみたい。
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